《魔導鬼士 ディアール/Prophecy Destroyer》 †
効果モンスター
星6/闇属性/魔法使い族/攻2500/守1200
このカードが墓地に存在する場合、
自分の墓地の「魔導書」と名のついた魔法カード3枚をゲームから除外して発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
EXTRA PACK −SWORD OF KNIGHTS−で登場した闇属性・魔法使い族の上級モンスター。
墓地の魔導書3枚を除外することで自身を蘇生させる起動効果を持つ。
自己再生のコストは魔導書3枚と重く、墓地の魔導書を参照する他のカードの効果とは相性が悪い。
しかし、墓地コストを確保すること自体は容易であり、コストで除外した魔導書は《アルマの魔導書》で回収することができる。
自己再生後に《アルマの魔導書》から《グリモの魔導書》を経由して《ヒュグロの魔導書》か《セフェルの魔導書》をサーチして使用すれば、墓地コストを貯めつつ新たな魔導書もサーチできる。
闇属性のため墓地へ送る手段も多く、除外されたとしても《闇次元の解放》に対応できる。
種族を活かすなら《マジシャンズ・ソウルズ》で墓地へ送ったり、《魔導召喚士 テンペル》でのリクルートも可能。
コスト確保に役立つ《魔導化士 マット》やこのカードをリクルートしてエクシーズ召喚が行える《魔導冥士 ラモール》とセットで採用するなど、専用の構築を用意したい。
特に《魔導冥士 ラモール》とは《闇のデッキ破壊ウイルス》と《魔のデッキ破壊ウイルス》も共有できる。
また、《魔導冥士 ラモール》からリクルートした場合、墓地には最低でも5枚の魔導書が存在するため、自己再生もしやすく次のターンからのバックアップもしやすい。
自己再生はコストが続けば1ターンに複数回行えるため、《交血鬼−ヴァンパイア・シェリダン》とは相性がいい。
《交血鬼−ヴァンパイア・シェリダン》で奪った相手モンスターと自己再生したこのカードで再び《交血鬼−ヴァンパイア・シェリダン》をエクシーズ召喚できる。
リンク召喚導入後は繰り返し使えるリンク素材として優秀で、《魔導冥士 ラモール》との組み合わせを意識せずとも採用価値がある。
ただ、《魔導法士 ジュノン》や《ゲーテの魔導書》とはコストが競合しているため使いすぎには注意したい。
- カード名の由来は、タロットカードの大アルカナの一つ「The Devil(悪魔)」のフランス語での呼び名「Le Diable」だろう。
カード番号は15、正位置では「裏切り、拘束、堕落」、逆位置では「回復、覚醒、新たな出会い」などを意味するカードである。
- タロットカードでは、正面を向いて手前に2人の男女を拘束している悪魔の姿が描かれ、特にウェイト版の悪魔はバフォメットをモチーフとしているとされる。
悪魔は頭に角を生やし、鋭い爪を持ち、背にコウモリの翼を広げ左手には剣を携えた姿で描写される。
このカードのイラストもまた正面を向いており、角と鋭い爪・被膜様の翼を備え、左手に剣を握った姿で描かれている。
- このカードでは正しく剣を握り切っ先を上向けているが、大アルカナに描かれる悪魔は剣の柄ではなく刃の部分を握っている。
これは悪魔が剣の使い方はおろか持ち方すら知らないことを示し、描かれている剣は「誰にも制御されることのない極めて凶暴な力」を象徴するとされる。
- 英語名では、宗教上の理由からか「The Devil」ではなく「Destroyer」が用いられている。
また、タロットカードをモチーフとした魔導モンスターの中では唯一、英語名が《〜 of Prophecy》の命名規則に則っていない。
関連カード †
収録パック等 †
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